私は猫に石を投げるでしょう2-2
意匠デザイン、新しい食器の形を提案、既存の枠に囚われない、独創性豊かな、一品を。 陶磁器、伝統工芸品の器を作る会社の依頼である。器かぁ。しかし、なじみの薄いものは反対にアイディアが浮かぶのだ。なまじ知識を持っていたり、身近なものであったりすると、染み付いた感覚に囚われて、アイディアの捻出に時間を要してしまうのだった。皆はどうやって仕事に取り組んでいるのか、同僚には聞けなかった。だって、誰一人休憩時間におしゃべりに花を咲かせている社員は誰一人としていないのだから。少しぐらいは大胆に。休憩なのだから、私はいくつか理由を挙げることで、休憩を楽しもう、時間を有意義に使っているのだから正当化を主張、しか…